現環境最後の公式大会 グローバルショーダウン ~アルセウスを駆逐する闘い~
ポケモン | 持ち物 | 技 | |||
ミュウツー | ラムの実 | サイコブレイク | 冷凍ビーム | 大文字 | 挑発 |
メタグロス | 格闘ジュエル | コメットパンチ | バレットパンチ | アームハンマー | ステロ |
グラードン | こだわり鉢巻 | 地震 | ストーンエッジ | アームハンマー | 炎のパンチ |
ホウオウ | 炎のジュエル | 聖なる炎 | ブレイブバード | オーバーヒート | 地震 |
ディアルガ | 竜のジュエル | 流星群 | 大地の力 | 大文字 | 吠える |
カイオーガ | こだわり眼鏡 | しおふき | 冷凍ビーム | ハイドロポンプ | 雷 |
奇跡の2か月連続更新・・・はなりませんでした Masaです
今回はBW2環境で最後になる公式大会 グローバルショーダウン に参加した構築を書いていきます
この大会は皆さんもご存じの通り、ペラップ・スカイシェイミの2匹を除く全てのポケモンが参加できるBW2環境唯一無二のシングルバトル大会でした
前回禁止伝説級のポケモンが出場できたダブルの大会 クリスマスカップの時と同様、種族値が物を言う大会のため、最高種族値を持つ創造神アルセウスをはじめ高種族値の禁止伝説級のポケモンが大活躍した印象でした
この大会に出るうえで、自分はアルセウスを所持していないため如何にしてアルセウスを止めるかという事に重点を置いて構築したつもりです
個人的な理由で試合数が少なく、25試合20勝5敗 レート1655という結果でしたが1600に乗ればいいかなっていう意識でいたため結果には満足でした
以下個別で解説します 総括・回し方等は最後にあります
●ミュウツー 臆病 プレッシャー 実値:181-×-110-206-111-200 (C252 D4 S252)
初代最強の名のもとに、今その強さを証明する ミュウツー
禁止伝説級の大会に出るのならやはりミュウツーを使いたいと思い、何の躊躇もなく構築に入れましたが、選出・活躍度共に高かったと思います
事前の色んな情報では、ミュウツーは微妙だと聞いていましたが、使い方次第でエースとして活躍したり素早さの高さから相手を縛れたりと個人的には使いやすかったです
ほとんどの禁止伝説級に素早さで勝てるため初手選出・最後の処理の2パターンが多かったですね
努力値はCSぶっぱ余りをDに振って、特殊に偏る構築に気持ち程度の足掻きをしてみました
B方面はA189アルセウスの剣舞神速を高乱数で耐えるライン(ラムやオボン等の場合想定)
D方面はC244白キュレムの流星群を耐えるライン(スカーフ想定)
火力は等倍サイコブレイクでパルキア・H振りカイオーガを確定2発
冷凍ビームでHDグラードン確定2発・マルスケルギアを確定3発 といった感じ
火力補正アイテムを持たないため致命傷はなかなか取れませんが、充分な火力だったと思います
ラムの実と挑発が機能するパターンが少なかったですが、安心感はあるため採用してよかったと思います
●メタグロス 意地っ張り クリアボディ 実値:187-195-153-×-117-91 (H252 A180 B20 D52 S4)
物理特殊問わず安定してドラゴンを受けたり、アルセウスの神速受けその他半減を後出しで受けることが出来て、尚且つ高火力・ステロ撒きといった感じで構築段階ではかなり期待していました
しかし実際は地面技が怖くてあまり選出に至らなくて活躍もほどほどでした
元々は鉢巻の個体でしたがステロと先制技・対アルセ性能を考えた結果格闘ジュエルを持つことになり、動きやすさはよかったと思います
H全振りでBD抑え目ですが最低限の耐久は確保できたのが及第点ですね
B方面はA222黒キュレムの鉢巻逆鱗を確定で2発耐えるライン
D方面はC202パルキアの眼鏡流星群を確定で2連発耐えるライン
ステロ持ちですがほぼ100%後出し選出でステロはあまり撒けなかったため地震や壁を入れても良かったかもしれません
火力はというと、ジュエルアムハン+バレPでASアルセウスを高乱数
コメットパンチで白キュレムを確定1発 といったところです
●グラードン 意地っ張り 日照り 実値:201-222-162-×-114-112 (H204 A252 B12 D28 S12)
一貫性の高い破壊力抜群の地震攻撃 今大会隠れMVP グラードン
この構築で地面枠・対アルセ・高火力物理アタッカーの役割を持たせた結果、ほとんど全試合で選出する事になり、特性浮遊と飛行タイプが少ない禁止伝説戦にはかなり刺さっていたと感じました
元々はスカーフ霊獣ランドロスを使う予定だったのですが、対アルセウスを考えると安定感に欠くため、物理耐久と高乱数1発の火力が出せる鉢巻持ちグラードンを採用しました
この大会で猛威を振るったアルセウスはもちろん、鋼枠として入っていたジラーチ・ディアルガの2体、そして耐久が薄めのCSミュウツー・カイオーガあたりにも役割が持てて大活躍でした
B方面はA189アルセウスの剣舞珠神速+ステロ1回 を確定で耐えるライン
D方面はC206ミュウツーの珠冷凍ビームを確定で耐えるライン
地震と相性のいいストーンエッジの他に対アルセ用でアームハンマーを採用し、残りの1枠はアルセウス対策で採用してる人がいると聞いていたエアームド用に炎のパンチにしました
地面ジュエルで動きやすさを重視する方が良いという意見もあると思いますが、鉢巻アームハンマーでASアルセウスが50%で落とせるという事実はアルセウスメタ意識としては外せないため鉢巻で運用する事になりました
正直炎のパンチは1回も打たなかったので、飛行タイプに少しでも安定が取れる岩雪崩採用で岩技を2個という選択肢もありだったかもしれませんね
●ホウオウ 無邪気 再生力 実値:183-177-114-130-157-156 (H12 A212 B28 D4 S252)
味方の地面の一貫を消し、相手を消し炭へ 最強のグラードンの相方 ホウオウ
グラードンを採用する上で、その天候に少しでも恩恵が欲しいのと環境的に飛行タイプあるいは特性浮遊がないと相手のグラードンの一貫がきついと感じ、炎飛行のホウオウを入れてみました
このポケモンの最高のアイデンティティであるD種族値154を捨ててまで特攻を確保してオーバーヒートを採用した所まではよかったのですが実際の試合では一度も対面せずオーバーヒートも一度も打ちませんでした・・・残念です
パーティ全体の素早さが遅めのため、オーバーヒートの枠を追い風に変更、性格を陽気にして組み込んでいたらまた少し結果が変わったかもしれませんが、こればかりは何とも言えませんね
B方面はA222黒キュレムのフリーズボルトを確定で耐えるライン
D方面はC202パルキアの眼鏡流星群を高乱数で耐えるライン
炎のジュエルを採用した理由はもちろん、晴れジュエルオーバーヒートでHAグラードンを落とせる事をはじめ、耐久無振りアルセウスをブレバ+ジュエル聖なる炎で高乱数である事、そしてHDベースの控え目ディアルガをジュエルオバヒ+地震で確定で倒せる事 等1.5倍の恩恵が大きいという計算が出たためです
この大会は意外と一般ポケモン入り又は一般ポケモンだけのパーティというのも結構いたので、そうしたポケモンをホウオウ1匹でほとんど相手に出来た事がホウオウ採用の最大のメリットだったと言えます
●ディアルガ 臆病 プレッシャー 実値:207-×-141-185-136-123 (H252 B4 C116 D124 S12)
竜殺しの称号と共に今大会最高に輝いていたMVPポケモン ディアルガ
強い。 この大会を通じて本当にこの言葉が一番相応しいと感じたポケモンでした
ドラゴンであると同時にドラゴンを弱点としないのは、禁止伝説戦において最重要項目だと思います
もちろんドラゴン対策は他にもたくさんあるかもしれませんが、これだけの耐久を確保してもなお高火力を維持できてドラゴンを返り討ちに出来るというのはまさしく竜殺しと言えるんではないでしょうか
とまあべた褒めはこのくらいで、実際は性格を控えめにして大文字の枠をステロか雷あたりにするべきであったというのが本音です
大文字を打つ相手があまりいなかったのと、補完が大地の力で済んでしまった事、吠える採用であった事、そして選出率No.1であったためステロ撒きたいと何度も思った事など悔やむ点もありました
B方面はA244黒キュレムの鉢巻逆鱗を高乱数で耐えるライン
D方面はC202パルキアの眼鏡流星群を高乱数で耐えるライン
HBDはほぼテンプレと言えると思いますが、臆病のため火力不足感がありました
もちろん素早さが確保できている事は補正無90族のS振っていないポケモンを抜いて倒せる事に繋がっていたのでデメリットとは言い切れませんが、控え目だったらどうだったのかなと感じる方が強かったです
●カイオーガ 臆病 雨降らし 実値:175-×-111-202-160-156 (B4 C252 S252)
圧倒的破壊力とハイポン外しに定評のある海の王様 カイオーガ
雨状態で放つ水技の火力は尋常ではなく、半減でさえほとんどのポケモンを2発で倒せるほどでホウオウ同様一般ポケモン制圧を任せていました
当初からミュウツーと共に採用が決まっていて、持ち物もスカーフではなく眼鏡にしようと考えていて、運用法も耐久計算もしっかり頭に入れていたのですが、やはり命中不安というのは命取りになるようです
持ち物がスカーフではないので、素早さの関係上しおふきよりもハイドロポンプを打つ機会の方が多く、それも相まって命中率に目が行きがちでしたが、実際は雷の強さが個人的には際立っていたと思います
その理由として、カイオーガ対策としてほぼ100%パルキアが来るので読んで雷を打ち、麻痺が引ければそのまま無傷で倒すという流れが数回あったためです
他にも特殊耐久の高さによって竜技を耐えて反撃したり、半減受け出しから雨ハイポンで吹き飛ばしたりと豪快な動きが多かったです
B方面はA189アルセウスのジュエル神速+ステロ1回を確定で耐えるライン
D方面はC202パルキアの眼鏡流星群を高乱数で耐えるライン
カイオーガで2タテ3タテというシーンは少なかったですが、他のポケモンが苦手なポケモンを倒す役目としては素晴らしい活躍だったと思います
今回は対アルセウスを意識したディアルガ・グラードン軸の構築でした
初手ディアルガあるいはミュウツーからグラードン・カイオーガへつないだり、メタグロスやホウオウでピンポイントに倒したりと、構築をしっかり回せたのでバランスという点ではかなり良かったと思います
しかし、数試合やって穴が見つかったり、このポケモンだったらなぁと思う事もあったのでもっと早くに構築して練習をしたりして完成度を上げてから望めばよかったかなと思ってます
結論から言ってしまえば、ホウオウの枠をオリジンギラティナにして、よりアルセウス対策をしておけばよかったかなと今更ながら思っていて、次回作のXYではこのルールがデフォルトで選べるWi-Fi対戦環境になる事を切に願うばかりです
また、この大会で次回作のテスト大会への参加権がかかっていたため、伝説ポケモンなしで一般ポケモンだけのパーティがいたり海外のトレーナーと当ったりしてレートを稼ぐ上では対戦数が重要だったため、勝率の割に1700に乗せられず少しだけ残念です
自分はアルセウスを持っていなかったため、とにかく今回は相手のアルセウスを倒したいという気持ちで臨んでいました
それを一番達成できた試合は、
起点にするために出てきたアルセウスを吠えるで流し、
出てきたディアルガを上から叩いて削ってこちらを落としてもらい、
ラストのアルセウスにグラードンを後出し、剣舞珠神速を耐えて鉢巻アムハンで倒す
この一連の流れは構築を組んでいた時に考えた通りの立ち回りで達成感が尋常じゃなかったです
BVが残っていないのが悔やまれますねー
さて今回も長々と記事を書いてしまいましたが、最後の大会の記事で言いたい事が山ほどあってここまで長くなってしまいました
最後まで読んでいただいてありがとうございます!
シーズン10の記事がもし書けたら また会いましょう それでは。 2013 08 01 Masa